出版社 : ヒカルランド 発売日 : 2021/3/24 単行本(ソフトカバー) : 245ページ
ほぼ新品
平安初期にまとめられた日本の氏族の由来を集めた『新撰姓氏録』を暗号文書だとして、漢字に囚われずアナグラムを駆使して解読を試みた本。
神代文字のひとつとされ、平将門や源頼朝などによる伊勢神宮の奉納文でも知られるアヒルクサ文字と殷の甲骨文字、同様のイヅツ文字とインドのブラーフミー文字の類似性、古鏡を解読した結果など興味深い内容に始まり、アナグラムを駆使してインドの古代ドラヴィダ語と日本語の酷似点を挙げ、日本の氏族たちの古鏡を読み解いています。
筆者は高天原はインドのデカン高原だったという結論に至り、日本神話の神々の由来を明かしています。『マハーバーラタ』と神々の対応やヒッタイトの神々の流入など、なるほどと思うことも多くありました。アイヌのユーカラの一節とマハーバーラタに描かれた戦いについての考察なども書かれているほか、インドから日本に渡ってきた日本人の祖先は、さらにエジプトの第18代王朝まで遡るという結論も面白く読めました。
歴史的にはまったく議論されていないことですし、アナグラムがどの程度恣意的に読めるものなのかはわかりませんが、暗号解読本として非常に面白いのではないかと思います。