インド五千年のサイコセラピー -ヨーガ療法ダルシャナ- 木村慧心[著]
出版社 : ガイアブックス 発売日 : 2020/10/2 単行本(ソフトカバー) : 287ページ
ほぼ新品
スピリチュアル系書籍出版に関しては非常に歴史のあるガイアブックスによる、ヨーガ療法のひとつダルシャナについての本です。ダルシャナは「観察」という意味で、ヨーガ行者が弟子に対して行ってきた面談、いわばカウンセリングの技法について説明しています。
伝統的なヨーガの四大目標である"ダルマ(理法)""アルタ(蓄財)""カーマ(人間関係)""モクシャ(解脱)"のなかで、行者たちは永遠に不変のものを理想としてきました。そこに辿り着くためのダルシャナという技法を使えるようになるために、まず現代の疾患とストレスについて、アーユルヴェーダの医学書であるチャラカ本集やヨーガ聖典のひとつヨーガ・スートラや叙事詩バガヴァッド・ギーターを用いて説明しています。
実際のダルシャナ療法の進め方や考え方についてはチャーンドーギヤー・ウパニシャッドからその原理原則を説明した上で、クライアントとのセッションの流れが詳細に書かれ、レベル2以降では症例と対応も紹介されています。レベル3、4ではヴェーダ瞑想やサマディ、クンダリーニ覚醒などかなり本気のヨーガになっていますので、アーユルヴェーダやヨーガなどの哲学にある程度親しみのある方向けの本かも知れません。